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照明の調整 with IDL
※2013.07.25 初出
※2013.07.30 ちょい裏技っぽい方法5と6を追加

IDL(=間接照明)を使ってレンダリングする際の照明の調整方法を
MH Base IDL setを例にいくつか紹介しませう。



1)メインのライトの強度(Intensity)を変更する

「メインのライト」がどれなのか?っていう定義や判断は人それぞれだろうと思いますが
私は個人的に「主となる影を生み出すライト」がメインだと思っているわけでして、
MH Base Lightsの場合はおのずとTOPがメインライトってことになります。

というわけで、TOPのIntensityを変更します。
ライトのIntensityはパラメータパレット上で変更できるので、これがもっとも簡単な
調整方法になりますね。

現在(2013.07.25)配布中のMH Base IDL set Ver.1は、デフォルトが60、
近日中に配布する予定のVer.1.1は、デフォルトが80になってます。

TOP_intensity.jpg

ご覧のとおり、「主となる影を生み出すライト」を調整しているので、IDLによって明るく
なってしまう分を差し引いても影の濃さをしっかりキープできています。



2)間接照明の元になるオブジェクトのDiffuse Colorを変更する

IDLは「間接照明」を利用するライティングなので、もっとも多くの間接照明を生み出す
と思われるオブジェクトのDiffuse Colorを変更することでシーン全体の光量を
調節することができます。
MH Base IDL setの場合は、天球プロップのMH IDL Doomがそれに当たります。

マテリアルルーム(Simple/Advancedのどちらでも可)でMH IDL DoomのDiffuse Color
クリックし、Poserのカラーピッカーでアバウトに色を変更する方法が一番簡単。

数値できっちりコントロールしたい場合は、マテリアルルームのAdvancedモードで
MH IDL DoomのPoserSurfaceのDiffuse_ColorをクリックしてPoserのカラーピッカーを出し、
そこからさらにOS標準カラーピッカーを呼び出して明るさ(Brightness)を変更する。

現在(2013.07.25)配布中のMH Base IDL set Ver.1に含まれる天球プロップのMH IDL DoomのDiffuseColorは
明るさ(Brightness)74のグレーになっています。
近日中に配布する予定のVer.1.1に同梱するUV対応のMH IDL Doomはマテリアルグループが
TOPとBOTTOMに2つわかれるため、DiffuseColorをまとめて変更するためのMaterialを同梱する予定。



↑の画像にカーソルを乗せてIDLをOFFにしたレンダリング結果を見てみませう。
Anny2自身の肌による間接照明も含め、天球プロップによるフィギュアへの影響も一切なくなり、
背景となっている天球プロップの色のみが変化しています。
つまり、ここで紹介した方法はIDLをONにした際にのみ効果があるということです。



3)間接照明の元になるオブジェクトのDiffuse Valueを変更する

Diffuse Colorのときと同様にもっとも多くの間接照明を生み出すと思われる
オブジェクト(MH IDL Doom)のDiffuse Valueを変更してみます。

↓のサンプル画像は、Diffuse Colorを真っ白(Brightness240)に設定した状態でのDiffuse Valueの変更
による効果を見たものです。
現在(2013.07.25)配布中のMH Base IDL set Ver.1に含まれる天球プロップのMH IDL DoomはDiffuseColorは
明るさ(Brightness)74のグレーでDiffuse_Valueが1になっています。



ご覧のとおり、Diffuse Colorを変更した場合とほとんど同じ効果を出すことができます。




4)XLCを使ってすべてのライトのIntensityを一括変更する

XLC(eXtended Light Control)は、Poser9/Pro2012から標準同梱されているPythonツールで、
PythonメニューのPartners > Dimension3D > XLCを選択することで起動することができます。

起動する前の下準備(何かを選択しておく等)は一切必要なく、起動するだけでシーン上の
ライトがすべてリストされます。
すべてのライトを一括変更するためには、リスト上のライトをひとつも選択していない状態
(or全選択の状態)でリストの列タイトルのIntensityをクリックします。

XLC01.jpg

すると、↓のようなダイアログ(すべての項目が空欄)が表示されるので、Intensityの
項目に四則演算記号を含めた数値を入力します。

 乗算は *  (例: *1.2)
 除算は /  (例: /1.2)
 加算は +  (例: +10)
 減算は +- (例: +-10)

XLC02.jpg

入力したら、OKボタン(計算が適用されてダイアログが自動で閉じる)か、あるいは
Applyボタン(計算適用のみ)を押した後にCloseボタンで閉じます。

<注意1>Applyボタンを押した後にOKボタンを押すと同じ計算が二回適用されることになります。
<注意2>XLCによる変更に対しては、Poserのアンドゥが効きません。

XLCの詳しい使い方については、XLC本体(XLC.py)と同じ場所にあるXLC.pdfをお読みください。(英語)
※Poser本体と同じ場所にある Runtime > Python > PoserScripts > ScriptMenu > Partners > Dimension3D

実際に「*1.2」にした結果は以下の通りです。
元に数値に戻したい場合は「/1.2」を適用(乗算した数値を使って除算)して下さい。

XLC03.jpg

というわけで、*0.7~*1.3まで変更を加えてみたレンダリング結果が↓。
1)のようなメインライトだけでなくすべてのライトの光量が増減しているので
相対的な影の濃さに極端な変化はないようです。

XLC.jpg

これらの調整方法は、例えば「天球プロップに明るい青空のテクスチャを貼って、
XLCでライト全体の光量を下げてバランスを取る」というように組み合わせて使う
こともできます。いろいろ試してみてください。



5)レンダ設定のGamma Correctionを調整する

Gamma Correctionというのはリニアワークフローを実現するためにPoserPro(Poser8の
上位版)から導入された機能で、PoserPro2012、PoserPro2014、Poser10に実装され
ています。(Poser9には実装されてません)
リニアワークフローについては他のブログ等で勉強していただくということで、
私は単に画像補正のためのツールとしてGamma Correctionを利用してみます。

グループでひとつの作品を製作するとか超リアリティを追及するとかでない限り、
仕上がった画像の出来栄えが良ければリニアワークフローうんぬんはどうでもいい
と私は思ってます、はい。

で、さすがに毎回V4の同じポーズの画像だと飽きるんで、今回は背景&プロップ。
gamma10.jpg
球プロップや壁の一部が白飛びしてますね。
この白飛びをGamma Correctionを利用して抑えてみたのが↓。

カーソルを画像に乗せてGamma Correctionによる違いを確認してみて下さい。
この方法によって黒つぶれと白飛びを回避して、レンダリング画像を後処理でトーン調整
することでメリハリを出すっていうのも十分ありでしょう。



6)天球プロップをとっぱらう

室内シーンの場合、レンダリングしやすいように天井や壁を非表示にすることが
間々ありますが、それによって天球プロップによる間接照明の影響を直接受けるのも
なんだか不自然だな~~(だって室内じゃん?)と思ったら、いっそのこと天球プロップ
を削除してしまっていいんじゃなかろうか、と。
…ということでザックリ天球プロップを削除したレンダ結果が↓

これもカーソルを乗せることで天球プロップ有りの状態と比較できます。

別に厳密な間接照明のシミュレーションをしたいわけじゃないし、細かいことは抜きにして
それっぽい画面を得ることこそが最終目的。
我々の勝利は目の前なのであります閣下。



背景の和室は、HONEYさんが無料配布なさっている和物プロップの書院座敷(大)
畳のテクスチャだけ貼り換えたもの。
江戸暦というサイトのメニューから「3Dモデル/プロジェクト → 時代物3Dモデル」へ移動
した先にあるダウンロードページの3にあります。
詳細はHONEYさんのブログの「書院完成: 3D Diary」をチェック。



Tag: <>HOWTO
Category: Poser全般

該当する記事はありません。
この記事に対するコメント

ManiHoniさん

当方ブログへのコメントありがとうございました。
今まではベンダーさんのライトセットをそのまま使い自分で弄ることはほとんどなかったので今回の調整方法の記事もとても参考になりました。
新記事としてP3Designさんのキャラセット【PD Kumi】でテストした画像を載せておりますのでよろしければご覧ください。
ブログの趣旨上マスクを被っててわかりにくいんですけど・・・(笑)。

http://marider.blog114.fc2.com/blog-entry-287.html

ライトセットのアップデートも楽しみにしております。
【2013/07/28 00:22】 Marider (URL) [編集]


おおー^^
テスト画像拝見しました~~~
(専門用語を交えてあちらにコメントすると他の人の楽しい雰囲気を壊しそうだったので、今回はこちらに。)

IDLを使うとどうしても白飛びしやすくなるので、マテリアルの拡散色やスペキュラを少し抑え目に調整するか、あるいはレンダ画像を後でトーン調整することを前提に、レンダ設定でガンマを1.2~1.5くらいでONにしてやるといいですね。
【2013/07/28 21:02】 ManiHoni (URL) [編集]


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