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Octane:Camera
※UIやフォルダ名などは、すべて2014.3.13時点(ver1.20.2)のものです。
※ボタン名等は、公式のオンラインマニュアルの表記に従っています。
※今回は、スタンドアロン版OctaneのPDFマニュアルも参考にしました。



RenderTargetのツリーの一番最初にあるcameraの設定項目について説明します。

camera.jpg

ツリーを展開すると↓のように。

camera_tree.jpg

今回は数値の変更等による効果がわかりやすいように、Poser付属のプリミティブプロップと
OctaneのLiveDBから適用したマテリアルのみで構成したシンプルなシーンを用意しました。
ライトは、Poserの無限遠光(Infinite)から自動変換された太陽光(daylight)1灯のみです。

camera_test20140310.jpg



camera

camera_camera.jpg
camera_node.jpg

Octaneには通常のカメラである「thinlens」と、カメラを中心に360度のパノラマ画像を
作成することができる「panoramic」の2種類があり、それぞれ異なった設定項目を
持っています。
が、ぶっちゃけ私自身が「panoramic」を使う機会ほとんどないだろう・・・というわけで
今回の記事では「thinlens」の設定項目のみを扱うことにしました。
パノラマ好きな人、ゴメンヨ^^;




fov

camera_fov.jpg
adjust_the_poser_camera.jpg

fovというのはField of Viewの略で、日本語だと「視野角」ですね。
Node Informationの「Adjust the Poser Camera to change this node setting」は
「このノードの設定を変更したい場合は、PoserのCameraを調節して下さい」という意味で、
文字通りOctane側ではこのノードの値を変更することはできず、PoserのMain Camera
Focalの値が反映されるだけです。

※PoserのFocalPerspectiveという2つの項目は連動していますが、
 Poser9/Pro2010辺りからPerspectiveの値が非表示となっていますね。
 個人的にはメインの被写体のサイズを変えずにパースを変更できるPerspective
 ほうが扱いやすかったんですけどねぇ・・・
 ちなみに、PoserのカメラのPerspectiveのSettingsを開けば、今も数値を見ながら
 変更することが可能です。
 ただし、Perspectiveを変更すると同時にカメラのScaleも変更されてしまうので
 OctaneでERRORメッセージが表示される場合があります。ご注意を。
 (Scaleに関しては後述の設定項目「Scale」でも説明しています。)
Perspectiveって何?という人は、当ブログの過去記事↓を参照してください。

広角か望遠か(もしくはパースについて)
http://manihoni.blog103.fc2.com/blog-entry-59.html




aperture

camera_aperture.jpg
camera_aperture_info.jpg

apertureとは、カメラ用語で「絞り」を意味するようです。
この値を変更することで、被写界深度によるボケの強度を調整することができます。
デフォルト値は「1.0」。
最小値0、最大値100。

camera_aperture_0000s.jpgcamera_aperture_0010s.jpgcamera_aperture_0050s.jpg



postarget

camera_pos_target.jpg
adjust_the_poser_camera.jpg

posはカメラの座標、targetは(おそらく)カメラの向きを示す座標の数値で
どちらもOctane側から値を変更することはできません。
カメラの位置や向きを変更したい場合は、PoserのMain Cameraを動かしましょう。



up

camera_up.jpg
camera_up_info.jpg

スタンドアロン版のOctaneのPDFマニュアルによると、このノードはカメラオブジェクトの
垂直(上)方向の角度を示すもののようで、Octane側から変更することも可能ですが、
posやtargetと同様にPoser側のパラメータが自動的に反映されるので、Main Cameraを
直接動かしたほうがわかりやすいです。



stereo

camera_stereo.jpg
camera_stereo_info.jpg

Node IndromationにあるEnabledのチェックボックスをONにすることで立体視用の
ステレオレンダリングをすることができますが、古典的な緑と赤のセロファン眼鏡をかけて
見るタイプのものしかできないようなので、利用する機会はほとんどなさそうです^^;

camera_stereo_off_s.jpgcamera_stereo_on_s.jpg



stereodist

camera_stereodist.jpg
camera_stereodist_info.jpg

これは立体視の視差を調整するノードですね。
デフォルト値は「0.02」。
最小値0.001~最大値2.0。

camera_stereodist0001s.jpgcamera_stereodist0020s.jpgcamera_stereodist0100s.jpg



leftFilterrightFilter

camera_leftfilter.jpg
camera_leftfilter_info.jpg

camera_rightfilter.jpg
camera_rightfilter_info.jpg

stereoをONにした際に、セロファン眼鏡にあわせて右目と左目の色を変更できます。
・・・まぁ、たぶんこれを使うことはほとんどないでしょう^^;



lensShift

camera_lensshift.jpg
camera_lensshift_info.jpg

Octane側で可能なカメラの位置調整方法。
カメラを(カメラのローカル座標を基準にした)X方向およびY方向にスライドできます。
デフォルト値は、X・Yともに「0.0」。
最小値-4.0~最大値4.0。
下のサンプルは、X・Yのそれぞれの方向に+-0.5移動させた画像を重ねたものです。
つなぎ目を見てみると、画面に納まったオブジェクト量やマテリアルに応じて光量の計算結果が
異なっていることがわかりますね。

まぁ、何か特殊な事情でもない限りは、素直にPoserのMain Cameraの位置調整をしたほうが
いいような気もします^^;

camera_lenshift_sample2.jpg



focalDepth

camera_focaldepth.jpg
camera_focaldepth_info.jpg

focalDepthは、「どの場所(カメラからの距離)にピントの合わせるか?」を指定する値で
いわゆる「焦点深度」ってやつですね。
被写界深度をONにしたレンダリングでは非常に重要な設定です。

Octaneには次の4つの指定方法が用意されています。

1)OctaneのNode Informationで直接入力する。
  上の画像にあるように、スライドバー調整か、数値のキー入力ができます。
  ぶっちゃけこの方法を選ぶメリットはほとんどないと思います。

2)octane_eye_on.jpg Use Poser FocusボタンをONにして、Poserのパラメータを反映させる。
  Octane:Settingsで解説した方法です。
  OctaneのAuto RefreshがONになった状態なら、PoserのMain Cameraの
  focus_Distanceの変更結果がリアルタイムに反映されます。

3)Viewportの viewport_focus_picking.jpg Focus PickingボタンをONにして、Viewport上でピントを
 合せたい場所をクリックする。

  この方法が一番直感的にできておススメです。
  ピント合わせが笑っちゃうくらいに簡単にできますよ。
  ※ひとつ上で説明したUse Poser FocusをONにしたままでも動作しますが、
   Full Scene Refreshボタンを押した際にPoserのパラメータのほうが優先されて
   focalDepthの値が上書きされてしまうので、念のためUse Poser Focus
   OFFにしておいたほうがいいでしょう。

4)「autofocus」を利用する。
  次の設定項目で説明します。




autofocus

camera_autofocus.jpg
camera_autofocus_info.jpg

Node IndromationにあるEnabledのチェックボックスをONにすることで、Viewportの
中央にあるオブジェクトにオートフォーカスする(自動でピントが合う)ようになります。
このオートフォーカスは、PoserのMain Cameraやフィギュアの位置調整をしたときだけでなく、
2つ上で説明したlensShiftでカメラの位置調整をした場合にもしっかり動作しました。



nearClipDepth

camera_nearclipdepth.jpg
camera_nearclipdepth_info.jpg

Poserのカメラのパラメータにあるhither(日本語版だとスライス?)と同じ機能で
指定された数値(距離?)よりもカメラに近いオブジェクトは、レンダリングされなくなります。
例えば、狭い部屋の中をシーンでカメラの配置に困るような場合にこの機能を利用して手前の
邪魔になっている壁などを消す、といった使い方ができます。



orthographic

camera_orthographic.jpg
camera_orthographic_info.jpg

Node IndromationにあるEnabledのチェックボックスをONにすることでパースが
まったくかかっていない正投影(平行投影)のレンダリングをすることができます。

camera_orthographic_sample.jpg



scale

camera_scale.jpg
camera_scale_info.jpg

文字通りのscaleです。
デフォルト値は「1.0」。
最小値0.01~最大値10000.0。
値が小さくなると視野が狭くなり(対象物が大きく表示)、大きくなると視野が拡大
(対象物は小さく表示)されます。

camera_scale_sample.jpg

ちなみにPoserのMain CameraのScaleパラメータをどんなに変更してもOctaneのCameraとは
まったく連動しないので、両CameraのScaleの違いによるPoserとOctaneのシーンの見え方の
差をなくすために、原則としてPoser側のMain CameraのScaleが100%以外のときに
OctaneのViewportを開こうとするとERRORメッセージが表示されます。
※ERRORメッセージは、Setupの「Allow Scaled Poser Cameras」のチェックボックスをONに
 することで表示されないようにすることができます。



aperture_edge

camera_aperture_edge.jpg
camera_aperture_edge_info.jpg

aperture_edgeでは、apretureで指定した被写界深度のボケのぶれ幅を設定できます。
デフォルト値は「1.0」。
最小値1.0~最大値3.0。

camera_aperture_edge_sample1s.jpgcamera_aperture_edge_sample3s.jpg



distortion

camera_distortion.jpg
camera_distortion_info.jpg

distortionというのは、「歪曲」のことですね。
現実のカメラのレンズにも微妙に歪みがあるので、これを疑似的に表現したいときに
この機能を使うといいでしょう。
今回用意したサンプル画像も接写っぽくdistortionを1.0に設定しています。
デフォルト値は、「0.0」。
最小値0.0~最大値1.0。

camera_distortion_sample0s.jpgcamera_distortion_sample1s.jpg

でも、正直言って最大値の1.0にした状態でもパッと見ただけでは効果がわかりにくいかも。
2枚重ねて切り替えてみると「あー、なるほど」と思えるんですけどね^^;




以上、今回はものすごい解説量になってしまいました^^;
次回はresolution(解像度)とenvironment(環境光)について解説します。
おたのしみに~~


Tag: <>Octane
Category: Octane Render

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