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くのいち(ポストワーク解説)
えーーーっと
実際に完成画像を作ったときの作業ファイルやキャプチャを残してなかったので
かなり文字だけの解説になっちゃいますがお許しをorz
作業的にはいつもやってることなので、記憶に頼って書いてもほとんど間違いない
という自信ありますが^^

ポストワークに使用したソフトはPhotoshopCS2です。
アルファチャンネルとレイヤー(とレイヤー属性の変更)が使えるソフトなら
ほぼ同じ処理が出来ると思います。(GIMPが一番互換性高いとかな。無料だし。)

まず、ポストワークをする際の私の基本。

 1)変更を加える場合は、複製したレイヤー(または複製したグループ)に対して行う。
 2)「もったいない」という感覚を捨てる

1は、「オリジナル」や「前回の加工結果」にすぐに復帰できるようにするため。
あーイマイチだなぁ・・・というときに、複製して手を加えたものを捨てるだけで簡単に
元の状態に復帰できますからね。
アンドゥやヒストリーを使うという手もありますが、途中で別レイヤーにも手を加えていて
その結果は残したいというときに回り道をしなければならなくなるので、1の方法を
推奨します。

 ※それでも、どうしても「このレイヤーの加工結果だけ残しておきたい」という
  ことがあります。そういう場合は、レイヤーを右クリ>レイヤーを複製
  保存先を「新規」にして別レイヤーとして残しておくとOKです。
  (この方法ならヒストリーには影響を与えずに途中の結果を確実に残せます)

2に関してですが、「苦労して作ったものを全部残して見せたい」という感覚のせいで
加工やトリミングを躊躇した結果、ダイナミックさに欠ける画像になってしまうことが
(特に日本人には)よくあるので、この感覚を捨てましょう、ということです。
「何を一番見せたいか」を念頭において、他の部分はそれを引き立てる要素にする
つもりで取り組んだほうが良い結果を残せることが多いです。



さて、実際の作業に関する解説を始めましょう。

前回の記事の一番最後のレンダリング画像。
Poserは、レンダリング結果としてシーンに置かれているオブジェクトの
アルファチャンネルを自動的に作成してくれます。

髪の毛とかの透明度を含んだ部分もかなり綺麗に抜いてくれるので、これを使わない
という手はありません。
ただし、特定のオブジェクトのみ(例えばキャラのみ)という任意指定での
アルファチャンネル作成はできないので、キャラを綺麗に抜きたいときは、背景用の
オブジェクトを置かずにキャラのみでレンダリングする必要があります。

 ※背景オブジェが絡んだ影(背景がキャラに落とす影 & キャラが背景に落とす影)
  が欲しいときは、「キャラ+背景」と「キャラのみ」でそれぞれレンダリングを
  する必要があります。

で、私は一番慣れているPSD形式でレンダリング画像を保存してますが、PNGやTGA形式
でもアルファチャンネルは残せると思うので、その辺はお好みで。


Photoshopでレンダリング画像を開いて一番最初にやるのは、オリジナル(レイヤーパレット
の「背景」となっているレイヤー)を複製して、アルファチャンネルで周りの部分を抜き、
キャラのみのレイヤーを作ることですね。

 1)レイヤーを複製
 2)メニューの「選択範囲」から「選択範囲を読み込む」を選択
 3)表示されたダイアログの「ソース」を「Alpha」、「反転」をチェックしてOK
 4)Deleteキーを押す

こうすると、下の画像のように複製されたレイヤーがキャラのみ(周囲の背景が
削除されている)はず。キャラへの加工は、このレイヤーを元に行います。



次に、使いたい背景画像をPhotoshopで開いて、それをさっき用意した画像に
下の図のように新規レイヤーとして追加します。
(私は今回、和風のフリー版権素材を利用してます。)
この方法は基本技なので覚えておくといいです。



お次は、キャラを加工。
加工の方法は何種類かあります。

 1)「トーンカーブ」か「レベル補正」でコントラスト等を修正。
 2)フィルタの「ゆがみ」を使って細部の修正。
 3)「ブラシ」や「指先ツール」「スタンプ」を使って、直接加工。

「くのいち」の画像では、1~3を全部やってますね。
まず「トーンカーブ」で明るい部分の明度を上げ、「スタンプ」で顔に落ちた影などを
部分修正してます。
特に、私はキャラの命は「目」だと思ってるので、目線を「ゆがみ」ツールで微修正、
眼球に落ちた影やハイライトなどを「ブラシ」などを使って納得いくまで修正します。

 ※慣れの問題もあるとは思うけど、個人的には「トーンカーブ」のほうが扱いやすい。
  印刷することまで考慮するとCMYKモードで色情報の数値とにらめっこしながら
  トーンカーブを扱う必要があるが、モニター表示を前提とした画像の場合はその
  必要がないので感覚的にやってしまってOK。

 ※「ゆがみ」フィルタは、選択範囲内だけを取り込んで処理することができる。
  大解像度の画像を「ゆがみ」処理する場合は、先に必要な部分だけ範囲選択して
  おくと軽くて楽。ただし、ギリギリに選択しないで、少し大きめにマージンを
  とっておくこと。

 ※「ブラシ」を使う場合、レンダリングされた画像(複製を含む)に直接塗るのではなく
  新規レイヤーに色を乗せたほうが、後から「レイヤー属性の変更」や「レイヤーの
  透明度の変更」といった修正が効くので扱いやすい。

 ※「レイヤー属性の変更」をする場合、レイヤーパレットの左上にある「通常」と
  なっているプルダウンメニューから他の属性を選択することになるが、どの属性に
  するかを試行錯誤する場合は、「通常」の文字の部分を選択状態にした後に
  画像を見ながらキーボードの上下矢印キーを押して次々に変更していくと、
  「属性名」に惑わされずに感覚的な結果を得ることが出来る場合がある。
  Photoshopはこういった「選択した後に上下キー」で変更できる項目が多いので
  覚えておくと便利だし楽です。



で、一番苦労したのは、刀だったりします^^;
キャラへのライティングを優先してるので、刀へのライティングがかなりいい加減で
レンダリング結果はまるでプラスティックか紙のような質感した。
これを修正するために、刀の面にあわせてペンツールを使ってベースとなる6面分の
レイヤーをそれぞれ作って、WEBで見つけた本物の刀身の写真を参考に、自分の手で
ブラシである程度書いて、最終的にそれを元のレンダリング画像にレイヤー属性の
「ハードミックス」で合成してます。



キャラの修正が終わったら、キャラをさらに浮き立たせるために背景に手を加えます。
今回はまず、新規レイヤーに上(白)→下(黒)のグラデーションを塗りこんで
背景にレイヤー属性の乗算でかぶせました。
これで下のほうが完全に黒っぽくなってます。
当然これだけでは単調になってしまいますから、新規レイヤーをどんどん作って、
強めのぼかしを効かせた大きめなブラシ(300~2000)で白や黒(あるいはグレー)を
「ばふっ、ばふっ」という感じでマウスでワンクリック塗り。

(私はペンタブレットを使ってますが、この処理をするときは、ストロークを加えずに
 「とん、とん」とブラシサイズそのまんまの円形で色を乗せてます。)
「くのいち」の完成画像でいうと、

 ・背景の左上の白くぼんやりした明るい部分
 ・背景右下の円形の光の部分
 ・背景の左下から右下・右上にかけた暗い部分の追加
 ・刀のぼわっとした光
 ・キャラの足(脛)の部分に黒をおいてさらに沈み込ませる

といった処理をすべてブラシでおおまかに塗って仕上げてます。
(レイヤーの透明度の変更は多少加えてます)


最後に。
こうやって手作業での修正を加えていくと「リアリティとはなんぞや?」という
命題にぶちあたったりもしますが、巷にあふれる広告写真(モデル・商品)、
TVや映画の映像などなど、私たちがいつも目にしている「映像」の多くは
ライティング&後加工バリバリな代物です。
また、自然物を見る場合でさえも、人間は「こう見えるはず」という脳内での
補足を常に加えています。
もしあなたが「レンダリング結果のみで勝負したい」というのなら、それはそれで
すごいチェレンジだと思いますが、そういうこだわりがないのなら、自分の感覚を
信じてどんどん修正していってOKだと思います^^
もちろん、2D加工に慣れていない場合、修正の結果が「改良」ではなく「改悪」に
なってしまう可能性もありますが、そこは鍛錬あるのみです。

Tag: <>HOWTO
Category: Tool

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この記事に対するコメント

この文章を私が書いたのかと思うほど、やり方が似ているというか、このあたり(どのあたりだよw)定石ぽいやりかたなのでしょうか?わたしもレタッチするときは、いつも複製しますね、あとアルファで抜くのはアクション作ってやってますが、手動でしても手間は数秒ほどしかかわらなかったりしますが・・・しかし「KUNOICHI」いいですねーフェバリット17ってキタコレwでもって1週間に2枚くらい投稿すれば・・・エロいポーズですよね、しかもnudityを使わずに。
A4/VAはA3に比べて首と頭を曲げたときに破綻しにくい仕様で、このへんすごく良くなったなーと思います。
【2008/03/27 19:25】 linkinpark (URL) [編集]


大変参考になります。
「もったいない」という感覚を捨てる←これすっごいあるんですよねー。
貧乏臭いせいなのかなかなか切り捨てる事が出来なかったりするんです。
そのせいで似たような事ばかりを繰り返して上手くいかずに何度ぶん投げた事かw

元々絵描きさんじゃない&基本程度にしかペイントソフトを使えないので羨ましいですー。
何事も勉強ですね。頑張ろうっとw
【2008/03/27 22:36】 樹奈 (URL) [編集]


>リソキソさん
ポザ絵に限らず、レイヤー複製やパーツの切り分けなどは、Photoshopによるポストワークの基本ですからね^^
「KUNOICHI」は、ホントに予想以上に海外ウケした模様です。
レンダロに一番最初に出した同じキャラの画像も他の画像よりウケがいいようだし、「NINJA! HARAKIRI! SUKIYAKI!」な感じがウケたような気もしますねぇ。
今までNudityを使わなかったのは意図したわけじゃなく「たまたま」だったんですが、それを意識してやろうとするとシバリが多くて・・・・実は今それで四苦八苦してますorz

>樹奈さん
海外の人のレンダロ投稿画像でも、トリミングで躊躇したせいで構図的につまらなくなってしまっているのがありますから、日本人に限ったことじゃないんですけどね^^
画像補正系のプラグイン商品とかいろいろありますが、そのほとんどは「トーンカーブ」で実現できちゃうので、最初はわからないかもしれませんが「トーンカーブ」を積極的に使うようにするとポストワークの技術が格段に伸びますよ~
【2008/03/30 20:42】 ManiHoni (URL) [編集]


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